217j コロナ禍のあと初めて訪ねた生野区コリアタウン

7月30日、久しぶりに生野区コリアタウンを訪ねました。コロナ禍以来初めてです。直接訪ねて見られなかったあいだも、コリアタウンに暮らし働く人々からニュースを聞いていましたが、自分の目で見たかったのです。

梅雨の後の蒸し暑い天気にもかかわらず商店街には多くの人がいました。コロナ禍で通りが閑散としたあと、緊急事態宣言の解除で5月末から以前の姿が戻ってきたというニュースを聞き、その状況を直接目で確めることができました。

この日、コリアタウンに行く前に付近の御幸通り商店街(コリアタウン)商店会の代表者たちと会食しました。3月初めの民団支部を皮切りに、青年団体や経済団体など、地域内の団体代表者に会って意見を聞く活動をしており、その一環として会食しながら懇談したのです。

コリアタウン商店街の全長5百メートルのなかには、西と中央と東の三つの商店会があります。店舗数は西商店会38店、中央商店会42店、東商店会40店です。以前はキムチ専門店や飲食店が多かったのですが、最近は韓流ブームの影響を受け、化粧品やアクセサリーショップが増えているといいます。

三商店会の会長など代表全員が会食会に参加する予定でした。西商店会の会長が急用で欠席しましたが、一体の商店会なので、コリアタウンの近況をありありと聞くことができました。

コロナ禍の前は外部の人が多く来たせいで近在の人がいなかったが、コロナ禍の後は近隣の人が多くなり、観光客に代わって大阪周辺の日本人が通りをうめているそうです。参加者の一人は「韓国が好きな人が韓国に直接行けないので、代わりにコリアタウンで韓国を味わおうとして大勢やって来るようだ」と話していました。

最近は若者だけでなく、さまざまな年齢層が来るともいいます。コロナ禍をきっかけに人々が自宅に留まる時間が増え、<愛の不時着>などの韓国ドラマが全年齢層で人気を集めている現象と、コリアタウンに来る人の流れが類似しているようだというのです。この点、オンラインメディアを介して広がる韓国ドラマの人気は、以前とは明らかに画期される<第4の韓流ブーム>ではないかという意見も出ました。ちょうど、31日付け朝日新聞社会面に<愛の不時着>と関連した記事が大きく出ていました。

商店会の代表たちはコリアタウンの訪問客の多くが「政治は政治、個人的な好みは好み」という意識を以前よりしっかり持っているといい、神戸の南京町のように、大阪のコリアタウンが多文化共生を象徴する地域として発展してほしいと話していました。

生野区のように在日コリアンが集団として長いあいだ生活基盤を持って住んでいるところは日本のどこにもありません。互いに協力して、生野区コリアタウンを日韓友好と協力共生の発信地にしていきましょうと私は呼びかけました。この日、商店会代表たちの溌剌とした姿に接し、久しぶりに良い気運をたっぷり受けて帰ってきました。

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