177j 龍谷大学国際学部の学生に講義

京都には仏教系の大学がいくつかあります。なかでも最大規模を誇るのが龍谷大学で、学生数は2万人を超えます。1636年に浄土真宗西本願寺に建てられた学寮を母胎とする大学として、歴史的にも日本で最も古いものの一つです。

11月25日、国際学部パク・ヒョングク教授の依頼を受け、学生に講義しました。パク教授の担当科目は「世界と日本の民俗」で、この科目の履修生に話すように言われたのです。

学生数は100人、3年生か4年生が大半です。数ヵ月前に講義依頼を受けたころ、日韓関係はきわめてよくない状況にありました。講義することに躊躇もありましたが、難局にある時こそ若者に会って対話する意味があると考え、受諾しました。幸い、GSOMIA 問題が数日前に妥結され、多少は軽い気持ちで行くことができました。

講義タイトルは「韓国と日本の友好促進のために」とし、準備をしました。はじめに、混壹疆理歷代國都之圖、安重根義士遺墨を龍谷大学が所蔵しており、大谷探検隊がシルクロードで収集した遺物の一部が韓国に残っていることを指摘し、韓国と龍谷大学のあいだに深い縁があることを話しました。さらに範囲を京都に拡張し、古代百済、新羅時代から朝鮮時代、江戸時代の朝鮮通信使、尹東柱耳塚浮島丸爆沈事件など、韓国と京都のあいだにはよい面悪い面を含め交流が絶えず続いてきたことを強調しました。

結論として、このように両国は近くて似ている面が多く、あまりにも似ているため誤解しやすい。互いの違いを認めて協力すれば利益が得られる。世界の平和と発展に貢献すべく、国境を越えて連帯していこうという結語で講義を終えました。

講義を始めたとき教室の空気が落ち着かずに心配でしたが、幸い終始集中力を持って聴講してくれました。講義後、学生から質問が一つもなかったら、という心配もありましたが、男女3人ずつ6人の学生が質問してくれました。意外に多くの学生が質問をしたのは、事前に準備しておいた質問した学生に対する副賞が多少なりとも功を奏したのかと思います。

質問の内容も日韓友好のための若者の役割、マスコミ報道の問題、安重根のように日韓における歴史的評価が異なる問題、日韓スポーツ競技時の過剰なナショナリズムの放散、韓国芸能人の自殺問題、ジャーナリスト出身で政府の仕事をしながら感じたことなど、多様で深い内容が多くありました。それだけ若者の韓国に対する高い関心を示すのではと考えながら、気分よく帰途につきました。

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