139j データサイエンス学部を有する国立総合大学の滋賀大学

6月13日、大阪から120キロ離れた彦根市を訪ねました。片道2時間の予想が、途中の道路工事と交通事故による渋滞がひどく、往復5時間道路上という疲れる旅程でした。

彦根は日本最大の湖、琵琶湖北部の東側にある都市で、江戸時代には江戸(東京)と京都を結ぶ中仙道と東海道が合流する要衝の地でした。江戸幕府の大老として日米修好通商条約(1858)により開国を断行した井伊直弼(1815-60)の出身地でもあります。彼が藩主だった近江彦根藩の城、彦根城が高くそびえています。壬辰倭乱(1592-98 日本では文禄慶長の役)の後、朝鮮通信使が江戸に赴く途中に宿泊した地としても知られています。

彦根訪問は、ここに本部キャンパスを有する滋賀大学が目的でした。日本では都道府県ごとに一つの国立総合大学があり、滋賀大学は滋賀県にある唯一の国立総合大学なのです。

滋賀大学は教育学部・経済学部・データサイエンス学部の3学部と大学院を含む学生4千人程度の大学です。教育学部は県庁所在地の大津市、本部は経済学部とデータサイエンス学部がある彦根市にあるため、遠路はるばる彦根に出かけたのです。この日の滋賀大学訪問で大阪総領事館の所轄区域にある国立総合大学をすべて訪ねたことになります。

位田隆一学長はとても熱心に大学の説明をされ、百数十年の伝統を誇る教育学部と日本最大規模の経済学部よりも、2017年に新規開設したデータサイエンス学部の説明に大半の時間を割きました。

日本の国立大学のなかで情報学と統計学を合わせた学部は初めてであり、全国的な関心を集めているといいます。定員は学年ごとに100人に過ぎませんが、北海道から沖縄まで全国の学生が集まったそうです。まだ学部卒業生は輩出していませんが、ことし修士課程を開設し、博士課程もすぐ開設するといいます。数十の日本有数企業と連携した教育にも力を注いでおり、同学経済学部を卒業して業界で活躍する中堅経済人から多くの支援を受けているそうです。カタカナ表記の学部を有する唯一の国立大学という説明も忘れませんでした。いかにデータサイエンス学部に傾注しているかありありと感じることができました。

滋賀大学は、韓国の啓明・大田大学と交換学生派遣などの交流をしており、データサイエンス分野では最近、崇實大学と交流しているとの説明もありました。将来、データサイエンス学をはじめ、韓国の大学と活発な交流をしたいと位田学長は意欲を見せていました。

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